2011年06月12日

『東京ファイティングキッズ』&『同・リターン』内田樹&平川克美著

内田樹さんとその小学生の同窓生でもいらっしゃる平川克美さんの往復メール書簡という対話形式で編まれた
『東京ファイティングキッズ』とその続編
『東京ファイティングキッズ・リターン』
内田さんの『日本辺境論』に魅せられて別の著作を読もうと考えていたのですが、とりあえずこの2冊になりました。

tokyo fighting kids.jpg


往復書簡での構成ですから内容はいろんなところに飛んで多岐に渡り、その大筋を語ることなんてできないのですが。。

「論理的にはそうなるかも知れないけれど、何か違うような気がする」などと感じる、今までなかなか説明しづらくて言語化できない事柄を、頭脳明晰で論理的論客であるお二人が、またおふた方とも武道にも精通され、その身体的な感覚も踏まえて語られるその内容は目からウロコ満載です。

もしかしたらちょっと本編と言うよりは脇道で語られる【身体の未来像と、それへの同調】という話。「コンマ何秒か先の未来における自分自身の「体感」を非常にリアルに実感できる人は、「体感」を実感できない人よりも、はるかに効率的に、また精密に、身体を動かすことができる。」

バイクのコーナリングの話から合気道につながってゆく話の中で語られる、この運動やスポーツに通じるお話は、一般人には見えない別の世界が見えている達人を見事に言い表しているよに思えました。セナしかり、イチロー然り、スキーにも通じるような気がするし。

お二人の毅然として厳しく、かつ優しくて包容力のある知能ではない知性(〜書籍の内容から言葉を借りて〜)に脱帽、もっと早く読めばよかったと思ったし、また何度か読み返してみたいと感じています。

posted by がは at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) |