2010年02月15日

『99.9%は仮説』竹内薫著

99.9%.jpgという訳で、経済学よりも科学はあいまいではないか?・・・というとそうでもない。科学のほとんどは仮説であるというお話。

【反証可能性】〜100万回リンゴが落ちたとしても、次の一回で落ちなかったら重力理論はくずれてしまう、いつまでたっても決定的な証明には至らない。(この言葉はあくまでも科学は心霊現象などと違って、反証可能性にあると肯定的に使われるのですが、、)

ニュートンだって自分を【自然“哲学者”】であるとしています。脈々と受け継がれてきた哲学の一流派のように。明治以降に哲学とは別物としての科学(西周〜にしあまね〜の訳語)がいきなり入ってきた日本とは違うんですね。アリストテレスは哲学者であり“かつ”科学者であったのではなくて、別物だとも考えて考えていなかったのかも知れません。

冒頭の「飛行機が飛ぶ原理が実は分かっていない」という話にも驚かされますが、科学理論なんていい加減だと言うお話では全然なくて「知りたい」という欲求に対して哲学も含めた科学の立ち位置を考えさせられる面白いお話です。


posted by がは at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) |