2010年02月17日

『日本辺境論』内田樹著

nohon_henkyou_ron.jpg著者は冒頭から、この本は新味がなく、他者の受け売りだと説く〜けれども繰り返し確認が必要な内容であると。

ですが新鮮でした。驚きました。豊富な知識と論考の深さ等などに加えて、本人が合気道をなさっているからか、頭でっかちだけではない身体的な洞察〜「気」「機」〜僕なんかに評するスキを与えません。

ここで説かれる日本の辺境的な思考や奇習は、むしろと言うか“この際”、肯定的に捉えようとしている本なのですが、どうしても欧米あるいは大陸的思考を見習って、「だから日本はダメなんだ」と言う風に読んでしまうところがあります。

そ〜ゆ〜ふ〜に読んでしまうこと自体が『辺境的な思考形式』の最たるものであるとの指摘〜私も完璧に染まっています。でも内田樹ん自身も“骨の髄まで染まっている”と言うからか、随所随所に欧米の方が勝っていると言わんばかりの論調も、、、やっぱりあるんですよね。

かなり売れている本です。こんな本がベストセラーになるのは勇気づけられますね。しばらく著者の別の著作もトライしたいと思います。


posted by がは at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) |
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