2013年06月23日

昆布と鰹節の汁を食して熨斗文化を想う

おぼろ昆布とかつお節にお湯をそそいで、
醤油をたらした“おすまし”を頂きながら、、

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ずいぶん昔に読んだ日本の食文化に関する本。その本に、日本人はどうも、どんなものでも薄く、極限まで薄っぺらくして食べるのが好きなようだとの指摘がありました。

おぼろ昆布は専用の包丁で職人さんが薄く削り取ったもの、それは0.01mmとか。鰹節はご存知の通り、魚の身が一旦、世界一硬い食材になったあと、これまた極限まで薄くして食べられます。

こうして見ると、例えば牛肉。硬い塊を喰いちぎって食べられていた肉は、日本に来て柔らかく育てられた後に、向うが透けるほどの薄さにスライスされて湯にしゃぶしゃぶして食べられるようになったり。卵はオムレツやスクランブルでなくて錦糸卵に。食材ではないですが金は外国の人が驚嘆する0.0001mmの金箔に。

これを【熨斗(のし)文化〜アワビです】あるいは【鉋(かんな)文化】と呼ぼうとずいぶん昔から想っていたのをふと思い出しながら、何も考えなければ、どうってこともない「すまし汁」を頂きました。横に添えた海苔も紙状の食材ですね。

posted by がは at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) |